2011年01月12日

1月12日の記事





昨日に続き、サンチェス・ロマテ・エルマノス社のシェリー、「ロマテ レヘンテ パロ・コルタド」




このロマテシリーズは、名称をラベルではなく黒いボトルに直に、しかも長期熟成タイプ以外はブランド名を垂直に印刷してあるのが特徴である…




パロ・コルタドとは、シェリーの数多くあるタイプの中の一つで、酸化熟成系の中でも特に微妙な個性の持つものをいう。




オロロソのボディにアモンティリャードの香りを持つと言われるが、人工的に作ることは出来ず、偶然に現れるのを待つしかない。パロ・コルタドの再生を研究している学者がいるので将来に期待したい…





パロ・コルタドの特徴はアモンティリャードの様に繊細な香りだが、さらにひそかにイースト香が溶け込んでいるといった感じである。ボディもオロロソの力強さより、豊かさが表に出ている。香りの繊細さが力強さを緩和しているからであろう…
  


Posted by BAR 風 at 18:53Comments(0)お酒あれこれ