2010年09月30日
9月30日の記事
カウンターで一人飲んでいる女性に、スーッと、カクテルを差し出す…
マスター 「お客様、あちらの男性からです…。」
女は、カウンターの隅の男を見ると、「じゃあ、頂くわ…。」
男は、煙草に火を着けグラスを持って、「二人の出会いの夜に、乾杯…」
…と言う様なシチュエーションは、ドラマの中だけで、実際はあり得ません。
Posted by BAR 風 at
19:34
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2010年09月29日
9月29日の記事
カクテルの女王と呼ばれ、世界三大カクテルのひとつにもあげられているカクテル、「マンハッタン」
アメリカンウイスキー(ライ)をベースにスイートベルモット、ビターズをステア。
その誕生についてはふたつの説があり、ひとつは1876年、アメリカ第十九代大統領選挙の折、チャーチル首相の母ジェニー・ジュロームがニューヨークのマンハッタン・クラブでの応援パーティーでオリジナルカクテルを作り、そのカクテルにはクラブの名前が付けられたという…
もうひとつは、メリーランド州のバーテンダーが傷ついたガンマンの気付け用に作ったという説がある…
マンハッタン…
この響きはどちらかと言えば、片田舎の和歌山の夜より、大都会の夜が一番似合うのではないかと思う…
高層ホテルの最上階のラウンジバー…
無数の星を敷き詰めた様な街の灯り…
行き交う車が、男と女が、滲む…
チェリーが刺さったままのカクテルピンがグラスに当たり「キィーーン」と音が鳴れば…
そう…
2010年09月28日
2010年09月27日
2010年09月26日
2010年09月24日
2010年09月23日
9月23日の記事
ナギサビールを通じ、ずっと暖かな目で見守ってくれていたじゃんじゃん横丁のねこまた屋のマスターご夫婦が一昨日、亡くなられました。
和歌山市の飲食店は、本当に素晴らしいお店を一つ失いました…
マスター夫婦のご冥福をお祈りいたします。
Posted by BAR 風 at
19:50
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2010年09月22日
2010年09月21日
9月21日の記事
アイラ島のお隣、ジュラ島のシングルモルトウイスキー、「アイル・オブ・ジュラ 10年」
ジュラ島は、アイラ島の北東に位置する島で、アイラ島とはアイラ海峡をはさんで向かい合っている。
ジュラとは、ヴァイキングの言葉で鹿の島を意味し、人口わずか200人に対し野生の鹿が6000頭も棲んでいる…
精麦工程の際、まったくピートを焚き込まないので、華やかで飲みやすく、どちらかといえばハイランドタイプのモルトで、隣のアイラモルトとはまったく個性の異なるウイスキーに仕上がっている…
ライトボディでスイートなこのウイスキーのラベルの上には、南北40キロ東西10キロの細長い島が描かれている…
2010年09月20日
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先日のボウモアに続きアイラモルト、「ラフロイグ18年」
アイラ島の南部ポートエレン港から東に3キロ、静かで美しい入り江に面して蒸留所が建てられている。
チャールズ皇太子愛飲のお酒で、シングルモルトとしては初めてプリンス・オブ・ウェールズ御用達の勅許状を賜っている。
ラフロイグ18年は、去年の年末から新しくラインナップされ、それまでのバーボン樽熟成からオーク樽熟成に変更されている…
オーク樽由来のなめらかさで、華やかな香りが特徴。ピーティーでありながらバニラの様な柔らかい甘みを含んでいる…
先日、普段芋焼酎しか飲まない知人にラフロイグをオーダーされ驚きました…
知人曰く、このクセがいいのよと…
なるほど〜…
2010年09月19日
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スコットランドの南東部、インナーヘブリディーズ諸島の最南端に位置する島、アイラ島のモルトウイスキー、「ボウモア12年」
蒸留所はアイラ島の中心部ボウモア町の小さな港のそばにある。ボウモアとはゲール語で大きな岩礁を意味する…
消毒液のようと言われるアイラモルトのクセの中ではミディアムであり、スモーキーフレーバーとピート香が心地良い…
僕が初めてアイラモルトを飲んだ時、その強烈なクセのある味に圧倒されて美味しいも何も分からなかったのですが、このボウモアの三羽のカモメが飛んでいる可愛らしいラベルが好きで、よく飲んでいたらその内に免疫も付き、今ではアイラモルトの中で一番好きな銘柄になりました…
僕にとってボウモアは、美味しいから飲んだ訳では無く、飲んだから美味しさが分かった、思い入れのあるウイスキーです…
2010年09月18日
2010年09月17日
9月17日の記事
女性にもお薦めしたいモルトウイスキー、「ダルウィニー 15年」
蒸留所は、ハイランド地区スペイ川最上流部に位置し、スコットランドで2番目に標高が高い。
ブレンデッドウイスキーのブラック&ホワイトやロイヤルハウスホールドのモルト原酒にもなっているこのダルウィニー、仕込水は降り積もった雪が解けて出来たアルタナスルイー川の水を利用している…
このソフトな雪解け水がダルウィニーの穏やかな味を作り出しているという…
ライトでスイートなモルトは、心に優しく染み込んで行くようです…
2010年09月16日
2010年09月15日
9月15日の記事
味わいのテキーラ、「エラドゥーラ・レポサド」
テキーラの本場メキシコのハリスコ州テキーラ町の東、アマティタン町のサン・ホセ・デル・レフーヒオに大農園を持つエラドゥーラ社…
エラドゥーラとは、馬の足に打ち付ける蹄鉄の意味で、ラベルに蹄鉄がデザインされており、原料のアガベの収穫風景も描かれている…
原料にアマティタン町、テキーラ町で収穫されたブルー・アガベ(アガベ・アスール・テキラーナ)を100%用い、テキーラに認められる砂糖などの副材料は一切使用しない、また、発酵も発酵用酵母を添加しない自然発酵。ラベルにある「ナチュラル・テキーラ」の文字がそういった製造工程の誇りをあらわしている…
「テキーラ!!」の掛け声であおるのもいいとは思いますが、誇りとこだわりのテキーラを、秋の夜長にゆっくり味わってみるのもいいのでは…
2010年09月14日
9月14日の記事
有名なバーボン「フォアローゼス プラチナ」
4輪のバラの酒名の由来は、1888年アメリカのアトランタでポール・ジョーンズ親子がウイスキーづくりを始め、ある時息子のジョーンズが南部美人にプロポーズしたところ、舞踏会に4輪のバラをつけたドレスで現れ、婚約を承知した。それに感激して、自分のバーボンにこの酒名をつけたという…
このプラチナは、ケンタッキー州立200周年記念として1992年に発売された高級バーボン。熟成のピークに達した樽だけを厳選している…
フルーティで甘い香りとコクのある味わい、この上ない柔らかさを実現している…
2010年09月13日
2010年09月12日
9月12日の記事
日本が世界に誇るブレンデッドウイスキー、「響17年」
1989年、サントリー創業90周年を記念して生まれたこのブレンデッドウイスキー、「人と自然と響き合う」というサントリーの企業理念がこめられている…
酒齢17年以上のモルト原酒、グレーン原酒を30種類以上をブレンドしている…
甘く華やかな果実香、心地よい余韻がある…
祇園精舎の鐘の声…
諸行無常の…
2010年09月11日
9月11日の記事
あまり知られていない(?)ウイスキー、「ジョニーウォーカー・グリーンラベル」
15年以上熟成されたモルト原酒からなるヴァッテッド・モルト・ウイスキーで、中に含まれる代表的なものはタリスカー、クラガンモア、リンクウッド、カリラなどである。
タリスカーの含有量が多いためパンチが効いていると言われるが、まろやかな口当たりでバランスのとれた味わいである…
2010年09月10日
9月10日の記事
スコットランド、ハイランド地区の銘酒「グレンモーレンジ・シェリーウッドフィニッシュ」
スコットランド北部ロス州ドーノック湾の南湾、テインの町はずれにある蒸留所。グレンモーレンジとは、ゲール語で大いなる静寂の谷間という意味。
シェリー・ウッド・フィニッシュはその名の通りシェリー樽で仕上げの熟成を行なったもので、フルーティで華やかなグレンモーレンジの風味に、シェリー酒由来の蜂蜜の様な甘味が加わっている…
このウイスキーは、近年続出する二種類の異なった樽で熟成を仕上げるウッドフィニッシュシリーズのパイオニア的存在である…