2014年01月24日

1月24日の記事




本日紹介のラムは2本です。



「セント・ジェームス オルダージュ」

カリブ海西インド諸島マルティニーク島産。
セント・ジェームス蒸留所は1765年、マルティニーク島サン・ピエールに創設されました。セント・ジェームスという名前は英国貴族の名前から取られたと言われており、当所は英国への輸出を想定していたようです。1882年に商標登録、世界で初めてスクエアボトルを使用したことで知られています。その後、1902年のペレ山の噴火後、サン・マリーに蒸留所を移しました。
同蒸留所が所有する農地750エーカー(約304万平方メートル)のうち、687エーカーが自社所有。サトウキビはペレ山の東側斜面で栽培されており、火山灰の肥沃な土壌で良質のサトウキビが栽培されています。その収穫は2月に開始され、5~6ヶ月もの間続き、年間生産量は300万リットルを誇ります。マルティニーク・ラムの中でも豊富なアイテム数を誇り、世界的な大会でも金賞を数多く受賞しています。
「セント・ジェームス オルダージュ」は、180リットルのオーク樽及びコニャック樽で6~10年熟成されています。



「トロワ・リビエール ブラン」

カリブ海西インド諸島のマルティニーク島産。
トロワリビエールとは、フランス語で「3本の川」を意味し、120ヘクタールの広さを誇る自社農園の中を流れる川に由来しています。通常のラムとは異なり、マルティニーク島産のラムはほぼ全て、1996年よりフランスのAOC規格(製法過程及び最終的な品質評価において、特定の条件を満たした物にのみ付与される品質保証)で規定されたアグリコール製法で造られるラムは柔らかな芳香と味わいを持つ、日本へ輸入されるマルティニーク島産ラムの中で最も人気の高いブランドの一つです。
「トロワリビエール ブラン」は、アグリコール製法(サトウキビ100%搾り汁を発酵、蒸留)で作られた非常に豊かな芳香を持つ味わいがフローラルなホワイト・ラム。優雅な長期熟成ラムとは対極をなしながらも、そのポテンシャルと味わいや香りの奥に感じるニュアンスは、まさにフレッシュなサトウキビそのものです。






  


Posted by BAR 風 at 13:36Comments(0)