2014年01月23日

1月23日の記事




本日紹介のラムです。少し長いです。
右から



「エルドラド 12年」

南米ガイアナ共和国産。ガイアナの首都ジョージタウンに本社を置くデメララ・ディスティラリー社のプレミアムラム。銘柄のエルドラドとは、大航海時代にスペインに伝わったアンデスの奥地に存在するとされた伝説の土地、El Dorado(黄金郷)の意味。300年前と同じ製法で造られた品質には定評がある。熟成による樽香となめらかな舌触りと甘みを持っている。


「ディプロマティコ レゼルバ・エクスクルーシバ」

南米ベネズエラ産。ラベルには19世紀に南カリブ海全域に秩序と安全をもたらした伝説的な政治家の肖像画が描かれている。製法元のマスターブレンダーが25年以上の経験の全てを託したこのラムは、バランスのとれた12年熟成のミディアムボディ。豊かなバニラとカラメルの風味、余韻はドライだが長く続いて行く。


「セントエティエンヌ エルヴ・ソー・ボア」

カリブ海に浮かぶ西インド諸島フランス海外県の一つマルティニーク島産。その歴史は16世紀まで遡ります。当所は砂糖の精製工場として建設されましたが、1882年に所有者が変わり所内の設備が近代化され、ラムの蒸留所へと生まれ変わりました。1909年には後継者のブランシェ女史に所有権が移行、女史はサトウキビ農場長であったアンドレ・シモン氏と結婚し1960年代にはサンテティエンヌという名前が広く知られるようになりました。しかしハリケーンによる被害が大きく、徐々にその生産量は減少されていきます。
そして1994年、シモン蒸留所のオーナーであるイブ、アイヨ両氏によって買収されます。蒸留所の改築に着手し、この時期に長期で使用可能な設備が整えられました。伝統的なフレンチ・クレオールスタイルの銅製ポットスティルはそのままシモン蒸留所へ移設され以前からのノウハウを生かしたラムの生産が続けられています。
かなり前置きが長くなりましたが(笑)、「エルヴ・ソー・ボア」は、matured in wood(樽熟成)の意味。カルヴァドスとアルマニャックの樽で2年以上熟成されています。


「パッサーズ ブリティッシュ・ネイビー レッド」

カリブ海西インド諸島の中央部にあたるイギリス領ヴァージン・アイランド産。長い間、英国海軍御用達で一般には飲めない特別なラムであった。ラベルにはホワイト・エンサイン(英国海軍の軍艦旗)が描かれており、パッサーズの名前はパーサー(船の事務長)のラム、pursers rumから来ている。原酒は、ガイアナ、トリニダード、バルバドスで蒸留され、ヴァージン・アイランドで熟成、ブレンドし、濃厚な香味のラムに仕上げられています。







  


Posted by BAR 風 at 14:50Comments(0)