2010年08月07日
8月7日の記事

写真のお酒は、「ノチーノ」と呼ばれる胡桃(クルミ)のリキュール。
北イタリア特にモデナでよく好まれて家庭でも作られている食後酒。
バルサミコ酢の様な漆黒色をしていて、熟した胡桃やシナモンやハーブ、黒砂糖の様な重厚な甘い香りがする…
度数の高いアルコールに浸けて作られる酒らしく、それらの味わいと共に強いアルコールのアタックがする…
イタリアでは、食後にレモンチェッロやグラッパ同様、食後にアルコール度数の高いお酒で消化を促すと言われている…
以前、お仕事でイタリアに在住されているお客様から頂いたこのリキュール。
僕が行った事の無いイタリアの話を色々聞かせてもらい、「今度、ノチーノを使ったカクテルを作ってね!」と言われてから4ヶ月…
そのお客様が、昨夜お店に来て兼ねてからのノチーノを使ったカクテルを飲んで頂きました…
「arancino」(アランチーノ)と名付けた、小さなオレンジという意味のカクテルは、そのお客様に、イタリアと和歌山をつなぐ心の中の小さな支えになって欲しい想いで作りました…
「美味しいよ。」
その一言は、僕の何事にも変えれない喜びになりました…